【その他】登りたい、食べたい、登りたい。山と食事の関係
山と食事の関係はこんなにも深いのか、と、山に登り始めて初めて知った。「どこに登る?」のあとに「何食べる?」と会話するのが結構普通のことだ。
山頂で食べるものはもちろん、下山してから何を食べるのかや、行動中に何を食べるのか、などなど、「食べること」についてたくさん考えなくてはならない。元々食べることが大好きだったから、この文化が楽しくて、それもあって山にはまったのだと思う。
山を登る友人たちの食事スタイルもいろいろで、ある友人は低山日帰りなのに70Lのザックを背負いガチの良肉でガチのすき焼きをしたりするらしい。また別の友人は登山中の食事が面倒らしく、小魚だけひたすら食べて一日を終えることがあるらしい。どんなスタイルでも、生きるために、動くために、歩くために、食事は絶対に必要で、山に登る限り考え続けなくてはならない。
というわけで、なんだか、自分の「山と食事」を振り返ってみたくなった。今週は山に登っていないから、どんなことでもいいから山に思いを馳せたいのです。参考にもならないと思いますが、面白がってもらえたらうれしいな。
日帰り登山を想定して、時系列で食事を振り返ってみました。
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まず、5時起床。起床してすぐにやることは、お米を研ぐこと。わたし、ご飯が好きなんです。パンよりも絶対お米派。パンを食べたくなるときは、女性特有の月の周期で味覚が変わっているときか、仕事が忙しすぎて精神状態が崩壊しているときのみです。二日酔いのときもたまに食べたくなる。というわけで、通常時はお米が好きです。
で、1合お米を炊きます。変なこだわりなんですが、炊飯器ではなく鍋で炊きます。ちなみにこれは平日も同じことを毎朝しています。
炊いている間に歯を磨いたり顔を洗ったり着替えたり。炊き上がったら、1合すべてをおにぎりにします。3個作れます。具はそのときの気分によって変わりますが、かつおぶしにしょうゆとごま油を混ぜる特製おかかがお気に入り。特製とかいうの照れる。やめよう。
おにぎりは、1個家で食べ、1個バスor電車待ち中に食べ、1個は登る直前に食べます。とにかくエネルギーをつけたいから炭水化物をたくさん食べます。
ヤビツ峠行きのバス待ちで。
これは雑穀玄米おにぎり。登山には白米ですね。失敗でした。
しかし、登る直前の最後の1個はたいてい食べられない、満腹で。そんなときは無理はせず、昼か下山後に食べます。しかしどれだけ満腹でも、登山開始前のこれだけは欠かさない。
なんか「それっぽい」だけで続けているアミノバイタル習慣。違いとか、全然わかりませんが、かっこいいから続けます。ちなみにアキレス腱伸ばしながら飲んでます。かっこいいっしょ。近所のドラッグストアで120円くらいで買えるのもうれしい。
さて、登り始めたら、あめやグミなどをちょこちょこ食べながら登ります。最近ハマっているのはこれ。
なめればわかる、ザッツはちみつ。想像通りのはちみつの味がします。しびれるような甘さに、めまいすら覚えます。エネルギー補給がてっとり早くていいんです。ただ、ちょっとなめすぎて、血糖値が上がりすぎたようで、一度ものすごいシャリバテをしてしまいました。付き合い方を模索中です。低GIバージョンもあるようなので今度買ってみようと思います。
そんなこんなで、ある日の行動食を撮影してみました。
これは丹沢に泊まりで行ったときです。コープのトレイルミックス、すごくよかったです。本当におすすめ。おいしいんですよ。たまに家でもワイン飲みながら食べます。
お昼ご飯は大体コッヘルで袋ラーメンを作って食べます。乾燥野菜やうすもちを入れます。あと、マンガ「山と食欲と私」の第二話のまねっこをして、ソーセージを入れることも多い。
お気に入りのラーメンはこれ。
私のふるさと岡山県のおとなり、兵庫県たつの市のご当地ラーメンらしい。小さな頃から当たり前のように食べていたから、地方にしかないと聞いて驚いた。
スープは薄味のしおで、すごくさっぱりしています。袋ラーメン界の中で、この麺がいちばん好き。少し細めで、つるっとしている(気がする)。そして、これにラー油を入れるのが大好きなのです!すごく合うんです。関東には売っていないので、実家から送ってもらっています。恥ずかしながら。みんなに食べてほしいほんとに。
ラーメン以外でいちばんがんばったのは、味噌煮込みうどんですかね。メスティン使うとなんか写真映えしてうれしくなる。これは大月市にある高川山で食べました。ちなみにガスカバーはお母ちゃんの手編み(自慢
あと、メスティンで炊飯してカレー食べたこともあったな。
メスティン炊飯は成功率40%くらいなので、修行中です。
下山後のご飯は・・・お肉。お肉。お肉!!
ほんっとーに、下山後って肉のことしか考えられなくなる。体がタンパク質を求める様にいつも笑ってしまう。体ってすごい。こういうときに、「体が魂を支えてくれているんだなあ」としみじみと思う。
これは、仲間と行った本厚木の酔笑苑というお店です。
ホルモン美味しかった~。私の好きな登山ブログでも登場したのを見たことがあるので、きっと丹沢登山の定番打ち上げ会場なのでしょう。
もちろんビールも欠かせません。そう、私お酒が好きなんです。でもすごく弱いです。「弱いけど好き」ときちんと言えるまでに10年かかりました。強いふりをしてたくさん飲んで、失敗をしてきて…恥ずかしいですが、今は自分の限界をある程度わかるようになったので、前より楽しく飲めている気がする。
私なんてまだまだペーペーハイカーなので、山と食事についてもまだまだ研究中です。しかし、食事が登山の楽しみのひとつであることは間違いない!
ああ、お腹すいた。ちなみにこれを書きながら食べているのは、友人の北海道土産の鮭とばwith黒霧島のお湯割り。去年買ったテントでこれをやるのが夢なんです。
ああ、登りたい。食べたい。登りたい。