のぼるおんなは今日もめんどう。

2017年から登山をはじめた、こじらせ会社員女性が、山行で余計にこじらせた思考を記録します。

【イントロ】失恋をして登山をはじめたら大変なことに。

無性に書きたくなって、なんか始めてしまいました。

しかし、続くとは限りません。ごゆるりとどうぞ。

 

私は神奈川県川崎市在住、満29歳の会社員です。はむはむといいます。

そして、週末登山者です。去年始めたばかりですが、今日の山行で17回目でした。

そう、めちゃくちゃにハマっているのです。登山に。

最初は登山レポブログを始めようかと思ったのですが、

世には死ぬほどおもしろい登山ブログが溢れておりますので(1日中読んでいる)

私のブログのコンセプトを何にするかは、この記事を書きながら考えたいと思います。

 

なぜ私が登山を始めたのか、少し言語化したいと思います。

 

一昨年の冬、大失恋をしました。

東京の職場に転職して間もなく(それまでは博多で仕事をしていました)、

随分年上の職場の男性とお付き合い(この関係性もかなり曖昧だったのですが…)することになりました。

ザ・田舎モンの私は、彼が連れていってくれるところや食べさせてくれるもの全てにいたく感動していました。

フランクにラーメンとか。たまにはちょっといいレストランとか。休日には遠出したりとか。

※ちなみに酔いしれた「響き」ランキング1位は『恵比寿でクリスマスディナー』

まあ結果的に、他にも女がいてあっさり振られたというベタなオチだったのですが、当時の私は狂ったように落ち込みました。友人にも迷惑を掛けました。

今も書きながら涙が出そうです。

仕事もかなりつらく、なんで東京まで来たんだろう?と思いそうになるのをせき止めてくれていたのが彼で、とにかく依存していたんだろうと思います。

まあ一回り以上も年下の田舎モンはちょろいですよな。頭ではわかるんですよ。あはは。

今はまた東京の違う会社で働いているのですが、仕事で行き詰ったら思わずその人の名前を口に出すこともあるほどです(重

 

その彼は、サーファーでした。

週末は彼について千葉の御宿によく行き、彼や彼の友達にサーフィンを教えてもらったりもしました。水着も買ったな…(白目

しかし、やれどやれど、一切上手にならない。見てても面白くない。海寒いし。

大好きな彼と同じ趣味が持てたらいいな、と本気で思って何度もチャレンジしましたが、致命的なことに、波酔いするんですな、私。もう苦痛でしかない。

 

結局、彼と共通の趣味は持てず、そのまま失恋してしまいました。

彼の新しい恋人は、サーフィンを始めてハマったようです。(SNSってこわいよね

彼をずるずると引きずって約半年間、週末にやることもなく、たまに映画を観にいくくらいで、あとの時間は彼との思い出のディティールを脳内でリピートすることに費やしていました。

 

話は変わるようで変わらないのですが、

私は小田急線沿線に住んでおり、「大山登山きっぷ」のポスターが駅に貼られているのをよく目にしていました。

どうしてもそのポスターが忘れられなかったんです。なぜかはわかりませんが、地元の近くにある「鳥取大山」と重なっていたからかもしれません。

彼との時間を思い出すのに疲弊していた私は、強制的に趣味を持つことに決めました。そこでひらめいたのが、「大山登山」。

あっちが海ならこっちは山じゃ。

登山装備を持っている長い付き合いの友人に付き合ってもらい、大山登山へ。これが、私が登山にのめりこむきっかけです。

 

その際、靴はキャラバンのエントリーモデルを購入。レインウェアも奮発してノースフェイスの上下セットを購入(型落ちだったけど)。ザックは手持ちのタウン用リュック(ニクソン)で代用しました。

大山は、初心者向けとは思えないほどキツかったのを覚えています。階段も多く、岩も多い。だけど、「どこに足かけたらええんや?」などと頭を使いながら登ることが今までにない快感で。そしてなにより山頂で飲んだビールが本当においしかった。

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これが大山で飲んで食べたものです。ほんまにおいしかった。

 

「登山、すごいおもしろいやん」

翌日ガイドブックを買い、毎週のように近場に登るように。ちなみに1年足らずでザックは3つ増えました。靴も先日2足目を購入。ウェアはもう数えるのやめました。あ、テントも買いましたね。

 

実は、登山を始める前、婚活に精を出していた数か月がありました。

失恋は新しい恋で塗り替えるのよ作戦です。それ以上に、周りの友人や後輩が結婚したりいい恋をしているのを見て焦っていたんだと思います。

だって妙齢っちゃ妙齢だし。子供ほしいし。

でも、登山を始めてからは一切婚活をしなくなりました。そんな時間あるなら山登りたいし、そんなお金あるならギアが欲しいからです。うーんシンプル。

 

さて、タイトルに戻ります。失恋をして登山をはじめたら、

・お金がなくなりました。

・(恋愛的な意味の)出会いを求めなくなりました。

 

登山を通じて男性と出会いたい…と、思わないわけでもないんです。

共通の趣味があれば、彼とのようにはならないかも知れません。

だけど今、いい男性に出会って、恋に落ちて、結婚して、子供ができたら…

 

こんなに揃えたギアどうすんねん。

 

そう、婚活しているときと思考がゴロっと変わってしまったのです。

 

「女性としての幸せ」ってなんだっけ。私の幸せってなんだっけ。。。

最近、登りながらそんな事ばかり考えています。

ちなみに私は7割方、単独行です。思考が不健全に転がったら終わりなタイプの山行です。

 

人のせいにするわけではありませんが、いまいち男性が信じられなくなった、というのは事実です。

殿方と出会いがあっても「どうせほかに女おんねやろ…もうええわ明日山登ろ」

みたいな思考に陥ることがあります。ちなみにその山行ではお付き合いしていた彼への恨みとまた一目会いたい寂しさが渦巻いて、大抵失敗に終わります。下山する頃には全世界の男性が嫌いになっている。

 

えらく長くなってしまいました。

そんなこんなで、このブログは…会社員・女性(29)が、登山を通じて男性不信を克服・自尊感情を取り戻すまでの過程を書こうかな。基本的に山で考えたことを書きます。

 

はてぶ、使いこなせるかな。どうぞよろしゅう。